登場年:1992年
使用航空会社:中国東方航空・ノースウエスト航空・フィリピン航空・エミレーツ航空・ルフトハンザ航空等多数
就航路線:成田〜マニラ等多数
エアバス社がA300の後継機として開発したのがA330であるが、中距離バージョンと長距離バージョンが計画され、長距離バージョンは洋上での飛行制限を考慮して4発機となり、A340となっている。
A330はA300と同様にワイドボディーの双発機となったが、航続距離は大幅に増大し長距離機材としても十分に通用するものとなっており、A300の後継機としてふさわしい機体に仕上がっている。A320で確立されたフライ・バイ・ワイヤーによる操縦システムなどはより改良されたものが装備され、主翼には燃費の向上等を狙ってウィングレットを装備した。
バリエーションとしては標準タイプのA330−300と、胴体を短くしたA330−200がある。
A330は1994年から実際の運用に入り、ボーイング767型やマクドネル・ダグラスMD−11などの市場を急速に侵食して行った。A320とともにエアバスの飛躍の象徴とも言える機体となった。
もっとも、2008年以降に登場するボーイング787は本機のライバルとなるが、エアバス社側も後継機としてA350の開発を決定したものの、設計作業が迷走し、航空会社側の心象を悪くしており、今後ともこのクラスの機体のシェア争いは目が離せない。
なお、世界的に採用数の多いA330であるが、日本の航空会社はまったく採用しておらず、ボーイング767ともう一回り大きい777を大量に保有している形であり、日本のボーイング優位はこの機体をもってしても覆せなかったことになる。