急行【つやま】
     J.R. Express "Tsuyama"

末期はキハ40系に置き換えられても、なお急行として活躍していた。
(写真:津山線 岡山駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ・運転区間
登場年:1997(平成9)年
運転区間:岡山〜津山(智頭)
元使用車種:キハ58系・キハ40系

●列車の解説
  平成9年に津山線と岡山から鳥取方面への列車体系が大幅に変わった。それまで陰陽連絡列車として活躍していた急行「砂丘」は目的地別に列車が分割され、鳥取行きの特急「いなば」、津山行きの急行「つやま」、快速「ことぶき」となった。

 当初、津山行きの列車は快速「ことぶき」に統一される方向であったと聞くが、津山市側が優等列車の存続を強く望んだため急行「つやま」が設定されることとなった。車両は「砂丘」時代と同じくキハ58系使用で、1日1往復の運用となった。キロハ28も連結されたため、グリーン車も設定されるなど、短区間ながら正統派のの急行列車というイメージであった。

 しかし、津山線が高速化され、キハ40系であれば95km/hで走行できる区間でも、キハ58系では85km/hに制限されるなど、速度上の問題を抱えていた。また車両自体も老朽化が著しく進んでいるなど、置き換えが急務となっていた。

 ついに平成15年にキハ58系からキハ40系に置き換えられた。快速化が噂されたが、急行列車のまま残され、スジもほとんどそのまま運転されている。そして平成20年現在、JRグループの定期急行列車としては最後の昼行急行列車となっていたが、平成21年3月改正で、ついに快速「ことぶき」に格下げされ愛称も消滅した。

●ギャラリー

列車名の由来である、終点の津山駅へ到着。
(写真:津山線 津山駅/撮影:裏辺金好)

キハ40系への置き換え当初の姿。
(写真:津山線 法界院駅/撮影:デューク)


駅の案内表示。
(写真:津山線 岡山駅/撮影:裏辺金好)

 法界院駅を通過していく「つやま」。
 キハ40系への置き換えに際してはわざわざ津山線で使用されていなかった広島色の車両を転属させて、専用車両として運用することになった。
(写真:津山線 法界院駅/撮影:デューク)

 津山線を走る「つやま」。
 停車駅そのものは快速「ことぶき」と大差ないが、急行料金を徴収するため通学の学生利用は皆無で、喧騒さを避けるためか案外利用客は多い。
(写真:津山線 岡山駅〜法界院駅間/撮影:裏辺金好)


 キハ58系時代の「つやま」。
 JR最後のグリーン車連結の気動車急行として活躍していたが、あえなく置き換えとなった。車両は「砂丘」時代とほぼ同じであるが、因美線に乗り入れがなくなっていたため、キハ65は編成からはずされている。
(写真:津山線 岡山駅/撮影:裏辺金好)