登場年:平成2年(1990年)
運転区間:上野〜札幌
使用車種:PC24系
昭和63年に青函トンネルが開通すると、上野から北海道まで直通する寝台特急「北斗星」が設定されるようになったが、当初B寝台のみで組成された列車も存在していた。その後平成元年からは全列車個室・食堂車つきの編成となり、北海道への交通機関というよりも、北海道への観光の一環という印象が強くなっていた。
一方、その「北斗星」も、夏休みなどはB寝台の予約もできないほどの人気となってしまい、多客期には増発を図ることにしたが、そのうち、北海道への移動手段としての利用客のためにオールB寝台の列車が設定されたが、これが「エルム」であった。
「北斗星」のような個室も食堂車もなく、地味な存在と言えたが、毎シーズン運転されたため、多客期の常連列車として認知され、運転本数が少ないこともあり、むしろ鉄道ファンの注目の列車となっていった。
平成18年も運転されているが、北海道新幹線の工事の関係や、車両の老朽化などもあり、最近ではシーズンのたびに「今回で最後」という噂が飛び交うようになっている。
ちなみに、「エルム」という特急列車自体は国鉄時代の昭和44年に北海道の函館と札幌を結ぶ気動車特急列車として登場している。この時は1年ほどで運転区間が完全に重複していた「北斗」に統合されている。