掲載日/2005・08・07



ひ だ
ひだ
種別
特急
登場年
昭和43年
使用車種
キハ80系(平成2年まで)
キハ85系(平成元年〜)
主な運転区間
名古屋⇔高山・飛騨古川・富山(金沢)
運転本数
10往復(平成17年)
表定時速
81.9km/h(19号・平成17年)
備考
・高山本線初の特急列車として登場。長くキハ80系での運転であったが、平成元年からキハ85系投入で一躍トップランナーになった。
デュークの乗車メモ
・平成15年に富山周りで旅行した際に、高山から名古屋まで「ひだ」4号に乗車した。下呂からはほぼ満員という盛況だった。

列車の解説

昭和39年に北陸本線周りで名古屋から北陸への特急「しらさぎ」が登場し、その後2往復へ増発されていたが、中京圏から北陸へのルートはまだ十分なものとはいえなかった。
昭和43年の白紙ダイヤ改正で、このルートにてこ入れが行われ、高山本線周りで名古屋と金沢を結ぶ「ひだ」が新設された。「ひだ」が金沢まで運転されていたのは当時金沢には「はくたか」用にキハ80系が配置されており、「ひだ」用のキハ80系もそれにあわせて金沢に配置されたためである。
昭和50年に「しなの」からキハ181系が撤退した際に「ひだ」用として金沢に残っていたキハ80系はすべて名古屋に転入したが、金沢行きはその後も昭和60年まで残った。
その後は特急格上げととなった名鉄の名物列車「北アルプス」とともに、高山本線の顔として活躍することになるが、勾配線区の高山本線でのキハ80系の使用は無理が大きかったため、国鉄末期になると電化が決定した。
しかし、この工事が始まる前に国鉄は崩壊し、JRとなった。JR東海はこの高山本線の特急「ひだ」について早急にてこ入れを行うこととし、平成元年に新型気動車キハ85系を増発の1往復に投入し、様子を見ることにした。
これが大変な好評を持って迎えられたため、平成2年に「たかやま」以外の優等列車をすべてキハ85系化し、「ひだ」としたため、運転本数は一挙に8往復に伸びた。
なお、このキハ85系の成功で高山本線の電化は何処かへ消えてしまった。
平成12年には最後まで高山本線に残っていた急行「たかやま」が「ひだ」に吸収された。
現在では10往復を数える「ひだ」であるが、グリーン車を2両連結する列車なども存在し、落ち始めているとはいえ、いまだにその人気は絶大である。
ちなみに余談ではあるが、キハ80系・キハ181系特急として初めて絵柄のヘッドマークを採用したのは、この「ひだ」である。これは名鉄の「北アルプス」が絵柄の特急マークを採用したためである。

乗車時の感想

名古屋駅などで何度か見たことはある列車であったが、乗車する機会がないまま、平成15年になってしまったが、ようやく乗車する機会が得られた。
キハ85系自体は「南紀」で一度乗車したことがあったが、そのときは時期の都合でグリーン車しか確保できなかったため、普通車に乗車するのは初めてのことだった。
前日の夜に上野を出発した私は明け方に富山に到着、高山本線を普通列車でのんびりと上って高山に到着した。
高山で「ひだ」の指定券と弁当を確保していざ乗車となったが、普通車とは思えないグレードの高さに驚いた。
さて、高山での乗車率は30%程度であったが、私が乗車していた「ひだ」4号は、高山本線内をこまめに停車する列車であったため、少しずつ乗車率は上昇。下呂を発車した時点でほぼ満席の状態となった。
編成は4両編成であったが、もう1両くらいあると良かったか・・・という印象だった。
スピードはすばらしく、北海道などのように恵まれた線形ではない高山本線の列車としては、驚異的なスピードではなかったかと思う。
東海道本線との接続駅である岐阜に到着すると進行方向が変わるが、座席の向きを変える人は皆無だった。まあ、残り20分程度であり、わざわざ向きを変える必要もない、というところなのか。

高山本線の「ひだ」といえば、私にとってはやはりキハ80系の時代の印象があったため、このスピードには驚かされた。時代は変わったものだ(笑)。

ギャラリー

「ひだ」の方向幕。
比較的大き目の方向幕を採用している。全体的なレイアウトはその後のJR東海の列車の基本となった。
なお、平成16年の水害で、富山行きの方向幕はしばらく見ることが出来ない。
名古屋にて。

大阪駅に入線する「ひだ」。
この列車は多客期に運転された臨時列車である。ちなみに「たかやま」が現役だった頃、すでに「ひだ」の大阪乗り入れは実現していた。
大阪にて。
貫通型の先頭車を先頭にして快走する「ひだ」23号。
「たかやま」の格上げに伴い、「ひだ」は定期列車として大阪乗り入れを行うようになるが、さすがに利用客はそれほど伸びなかったのか、程なくしてグリーン車の連結をやめてしまった。
山崎〜高槻間にて。


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