特急【北斗星】


EF510形による運用に変わった北斗星。新型機関車は金帯の高さを客車と統一し、よりブルトレらしい雰囲気となった。
(写真:東北本線 東大宮〜蓮田/撮影:リン)

●基本データ

登場年:1988(昭和63)年
運転区間:上野〜札幌
使用車種:24系

●列車の解説

 昭和63年の青函トンネル開通は本州対北海道の鉄道輸送について大きな変化をもたらした。
 このときに上野から青函トンネルを経由して札幌に至る夜行列車が設定されたが、これが「北斗星」だった。
 この列車は北海道への輸送を担うだけではなく、移動そのものを楽しんでもらうと言うコンセプトを前面に出し、完全予約制の食堂車でのディナーコースの提供や、ロイヤル等に代表される客室の個室化などが大々的に取り入れられ、北海道のイメージなどともに大きな反響を呼んだ。

 当初は2往復が定期列車で、残る1往復はオールB寝台の臨時列車であったが、余りの人気により、しばらくして定期列車化され、個室や食堂車を連結するようになった。

 その後も衰退していく他のブルートレインを尻目に高い人気を誇るが、車両自体の陳腐化も進み、「カシオペア」が登場した際に1往復が削減され、さらに北海道新幹線建設を理由として2008(平成20)年3月改正より1往復へ削減される。いささか先行きが不安な状況になってきた。

 2010(平成22)年7月14日からは、新型機関車EF510形500番台による牽引が開始され、久しぶりに明るい話題となったが、その活躍は長く続かず、2015(平成27)年3月14日改正で定期列車としての運行を終え、8月22日までは週3日運行の臨時列車として運転が行われた。

●ギャラリー


EF510形による牽引で上野駅に到着。
(写真:東北本線 上野駅/撮影:リン)

雪の東北本線を行く「北斗星」
(写真:東北本線 白岡〜新白岡間/撮影:デューク)

登場間もない頃の「北斗星」。かつて東北特急の名撮影地だったこの区間も、昼行特急が全廃となり寂しくなった。
(写真:東北本線 金谷川〜松川/撮影:daikiti)

(写真:東北本線 大宮駅/撮影:リン)

 春の関東平野を行く「北斗星」。
 平成18年3月のダイヤ改正で青森駅を経由しなくなった関係で上野〜青森信号場間の編成の向きが逆になっている。一番上の写真と比べると、カニの位置が逆になっていることがわかる。
(写真:白岡〜新白岡間/撮影:デューク)

 「北斗星」の方向幕。
 24系の列車のため、方向幕は国鉄型のデザインを踏襲している。
(写真:札幌駅/撮影:デューク)

 出発を待つ「北斗星」。
 「北斗星」の登場にあわせて塗装変更されたDD51が函館までの牽引を勤める。「出雲」が廃止された今、他の北海道直通客車列車とともに貴重なDD51牽引の列車となっている。
(写真:札幌駅/撮影:デューク)

 札幌に向けてラストスパートする「北斗星」。
 牽引するDD51は「北斗星」にあわせて塗装変更されたこともあって、この列車での牽引が一番似合っている。「トワイライトエクスプレス」や「カシオペア」だと客車の色が違うので何か違和感がある。
(写真:苗穂〜白石間/撮影:デューク)

 通称「レインボー」塗装のEF81牽引による「北斗星」
(写真:東北本線 上野駅/撮影:リン)

 寝台特急「カシオペア」牽引機による「北斗星」。
(写真:東北本線 大宮駅/撮影:裏辺金好)  

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