登場年:1969(昭和44)年
運転区間:新潟〜酒田・秋田 *2010(平成22)年12月改正前までは青森発着も存在
元運転区間:上野〜秋田など
使用車種:485系
JR東日本の特急列車で、1969(昭和44)年に特急「つばさ」がキハ181系化されたために余剰となったキハ80系を使用して運転を開始。
当初は上野と秋田を高崎線、上越線、羽越本線を経由して結ぶ列車であった。そして1972(昭和47)年には早くも485系が投入されて電車化され、その後は上越新幹線開業までに最大3往復となり、「とき」等とあわせてL特急となった。また1往復は「はつかり」の補完として青森にまで顔を出すようになった。
そして上越新幹線開業と同時に新幹線接続特急となり、新潟発着に改められ、急行「きたぐに」等を吸収して7往復となった。この状態でJR化されるが、その後は新潟〜村上間のショート特急なども登場するなど、運転本数は上下したが、最近では減少傾向にある。特に羽田〜庄内間の航空便の登場などは、東京方面から鶴岡・酒田への連絡輸送をになっていた「いなほ」にも、少なからず影響を与えているようだ。
車両は電車化後一貫して485系が使用されており、リニューアルした3000番台などの姿も見ることができる。2001(平成13)年に特急「白鳥」(大阪〜青森)が廃止されると、その新潟〜青森間を引き継いだ。しかし、2010(平成22)年12月改正で、秋田〜青森間は特急「つがる」とされ系統分割され、現在は新潟〜秋田間が最長の運用である。
なお、2005(平成17)年暮れの12月25日、砂越〜西余目間の築堤付近を高速走行していた「いなほ」14号がダウンバーストによって脱線するという事故が発生した。この事故で5名が死亡、多数の負傷者を出す惨事となった。