登場年:昭和57年(1982年)
運転区間:東京(両国)〜佐原・銚子
使用車種:183系
房総方面への列車体系は昭和47年以降特急化への道のりを進み始めていたが、急行列車も存置され、共存体制が続いたが、成田線経由で銚子へ向かうルートは急行列車の天下が続いていた。
しかし、昭和57年に至り、国鉄は房総方面の急行列車の全廃を決め、特急格上げを行う事となった。この時、急行「水郷」の後を継ぎ成田線経由で銚子に向かう特急が設定され、「すいごう」となった。これで、房総方面の特急体系の整備が一通り終了した。
編成は房総特急としては異例のグリーン車なしの6両編成で、運転本数も2往復にとどまり、房総特急としては唯一L特急にも指定されない特急となり、どこと無く影の薄い存在となってしまった。
これは、成田線系統の特急は「あやめ」が一定本数確保されており、一方で銚子方面も「しおさい」が幅を利かせていたためであろう。
もともと、影の薄い存在であったため、利用率は振るわなかったようで、昭和60年のダイヤ改正で、運転本数こそ変わらなかったが、佐原以遠が普通列車に格下げされてしまう。
この状態でJR時代を迎えるが、高速道路の進展など、乗客は減る一方で、ついに1往復に削減され、夜東京を下り、翌日の朝に東京に登ってくるという通勤特急的な運用となった。しかし、末端区間の乗客の減少には歯止めをかけることができず、下り列車は佐原打ち切りとなってしまう。(註・・・実は佐原到着後30分ほど停車した後、別列車としてであるが、銚子行きの最終列車となっていた・・・)
平成16年までなんとか生きながらえてきた「すいごう」だが、列車の実態は「あやめ」と変わるところがほとんど無く、愛称を統一するため、平成16年10月のダイヤ改正で「あやめ」に統合された。