特急【トワイライトエクスプレス】


まもなくトワイライトを迎える富山駅に到着した「トワイライトエクスプレス」。
(写真:富山駅/撮影:デューク)

●基本データ

登場年:1989(平成元)年
運転区間:大阪〜札幌
使用車種:24系

●列車の解説

 青函トンネルの開通を機に運転を開始していた「北斗星」が予想以上の人気をを博したため、にわかに大阪から札幌直通の夜行列車の運転が期待されるようになっていた。その声にこたえる形で平成元年にJR西日本が運転を開始したのが「トワイライトエクスプレス」であった。

 この列車は「北斗星」を上回る豪華列車を目指し、スイートルームの設置やサロンカーの連結等を行ったほか、ブルートレインのイメージを一新するモスグリーンの塗装などが注目を集めた。また、下り列車については12:00に大阪を出発し、日本海岸を走行中に日暮れを迎えるダイヤ構成になっており、晴れている日であれば夕焼けを見ることなどの演出にも配慮されている。

 「北斗星」同様、交直流特急型車両から改造を行った食堂車が連結されているが、下り列車は昼夜朝と3食とも提供しており、20時間以上に及ぶ走行時間に対応しているが、食堂車がほぼ壊滅した現在、大変珍しい存在と言える。運転開始から臨時列車扱いで、一日おきに運転されるが、多客期には毎日運転となる。

 登場から15年以上が経過しているが、未だに個室の利用率は非常に高く、スイートルームなどは相変わらずプラチナチケット状態である。しかし、車両の老朽化を理由として2015(平成27)年3月14日改正で廃止となった。客車自体はしばらく団体臨時列車用として使用が継続されることから、北陸新幹線開業によって北陸本線(金沢〜直江津)が第三セクター鉄道3社に分割されることになった影響は否めない。

●ギャラリー


 北陸本線を一路大阪に向かう「トワイライトエクスプレス」。
 この日は遅れが発生していたようで昼前になって通過していった。 交流区間ではEF81は前方のパンタグラフを降ろした状態で走行する。
(写真:美川〜加賀笠間間/撮影:デューク)

 DD51の重連に牽引され札幌を目指す「トワイライトエクスプレス」。
 函館〜札幌間は「北斗星」同様DD51の牽引となるが、EF81と違い「北斗星」牽引機と共通のため、客車の色とあっていない。
(写真:苗穂〜白石間/撮影:デューク)

 「トワイライトエクスプレス」のご自慢のスイート・ロイヤル。
 1室しかないスイートは発売と同時に売り切れることが多いという人気チケット。
 ただ、周囲の注目も浴びやすく外から室内が丸見えであるなど不都合があったため、うっすらとフィルターがかけられた。
(写真:富山駅/撮影:デューク)

 電源車側。
 こちらは従来のブルートレインとほとんど変わらない。
(写真:苗穂〜白石間/撮影:デューク)

 宮原車両所から大阪に回送される「トワイライトエクスプレス」。
 直流区間ではEF81は両方のパンタグラフを上げて走行する。
(写真:塚本駅/撮影:デューク)

 「トワイライトエクスプレス」の行先方向幕。
 国鉄型の方向幕のデザインを踏襲しているが(微妙に違うけど)、列車名が長すぎるため、行き先が隅のほうに追いやられてしまっている。
 また、さすがに「特急」と表示するスペースは無かったようだ。
(写真:富山駅/撮影:デューク)  

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