登場年:昭和63年(1988年)
運転区間:岡山・高松(伊予西条)⇔徳島(牟岐・甲浦)
使用車種:キハ185系・2000系(キハ181系)
「うずしお」という愛称はもともと新大阪〜宇野間に運転されていた特急列車の名称で、四国との連絡を担う列車であった。しかし、新幹線の岡山開業の昭和47年に廃止となった。
さて、国鉄時代の四国の特急といえば、「しおかぜ」「南風」のみで、堅調な利用客のあった高徳線は特急運転区間から取り残されていた。しかし、急行「阿波」に使用されていたキハ58系も老朽化してきていて、さらに瀬戸大橋の開通で、乗客の増加も見込めることから、特急によるイメージアップを図ることとなり、昭和63年に高徳線初の特急として登場したのが「うずしお」である。
当初はキハ185系2両編成による運転だったが、非常に好調であったため、すぐに3両編成に増強された。その後は、牟岐線への直通運転も開始され、高松から岡山へ直通する列車なども登場し、運転区間が拡大していった。
平成8年には初めてグリーン車の連結も実現し、岡山へ直通する列車を中心に連結されるようになった。
更なるスピードアップを目指し、平成10年にはN2000系が投入され、高松〜徳島間が1時間以内で結ばれるようになった。この年の秋、「うずしお」は大きな運転上の転機を迎え、利用率が芳しくなかったグリーン車の連結を中止、さらに牟岐線への直通運転を廃止し、「剣山」と「むろと」に牟岐線の運用を任せる形となった。
現在は、ほとんどの列車が2000系で運転されているが、「剣山」と共通運用を組む列車のみキハ185系で運転されている。これらの列車には土休日を中心に「ゆうゆうアンパンマンカー」が連結されるためイベント列車の様相だ。
一時期予讃線の伊予西条から運転される「うずしお」3号があり、異色の存在であった(現在は高松で系統分割され、高松までは「いしづち」4号となった)。