○プロローグ

 毎年の恒例行事となった息子との鉄旅も今年で5回目となり、東北方面の主要幹線は乗り尽くしていよいよ支線へと言う所に昨年の大震災。いつかは三陸へと思っていて、昨年終わった段階で今年は三陸かなと思っていた所だったので、あとは復興を祈るのみです。


 そんななかで、夏には一人で新幹線に乗って青森へ行ったので、この冬は何処にしようかな?と思っていたのですが金額的に可能な東北地方と言うと、ウイークエンドパスのフリー区間内でまとめるしかないかなと考えました。昔の土日切符だと自由席ならば特急に乗れたのですが、ウイークエンドパスは特急が乗れないので、長距離移動にはなかなか厳しい切符になってしまったのが残念な所。

 他にもスリーデーパスや東北応援パス等広範囲のお得切符があったのですが、今年は金銭的にもキツかったので、計画はユルユルなのですが奥の細道を縦断して各地の駅弁を食べてお金を使って来ようと言う事になりました。ただ、例年、この時期は西高東低の気圧配置となり日本海側の路線が運休になる事がしばしばあり、昨年も計画日では大雪で運休してしまったので、後は祈るのみかなという所です。


 そして、切符を取ってしまってから妻に計画を公表して補正予算を交渉するという確信犯的な事をして当日を迎える事になりました。


○12月24日

 いつものように相模原駅からのスタートになります。天気が曇り模様で当りはまだ暗く旅日和にはほど遠いのですが、この地域が曇りという事は西高東低がゆるんでいる証拠!!もしかしたら旅先は天候が安定しているかもと淡い期待を胸に秘めての出発です。

○第1ランナー:相模原駅 6:28発 横浜線八王子行き → 八王子駅 6:44着

○第2ランナー:八王子駅 6:49発 中央線快速東京行き → 西国分寺駅 7:08着

○第3ランナー:西国分寺駅 7:14発 武蔵野線京葉線直通東京行き → 武蔵浦和駅 7:40着

○第4ランナー:武蔵浦和駅 7:45発 埼京線快速川越行き → 大宮 7:56着

 普段なら、東京駅に行って始発から新幹線に乗るのですが、今年は少しでも節約という事でいわゆる通勤電車を乗り継いで大宮まで向かいます。息子的には初めてのルートかな?

 代わり映えのしない電車の連続でちょっとつまらなそう(成長した証かな?)でしたが、武蔵野線に乗っている最中に富士山がみえた事に素直に感動していた事と、埼京線に乗っている時に200系新幹線に追い抜かれた事にこれまたビックリしていました。

 そして、ここから新幹線に乗り継ぎます。息子はE5系に乗りたかったようですが、残念ながらこれから向かう所にはそれは走っていない事を伝えると残念がっていました。しかし、ちょうど乗り込んだ時に東京方面に向かう新幹線がE5系がやって来て初めてみた感動が伝わってきました。(ま、来年にはもっと沢山走っているからそのうちに乗れるよ)



○第5ランナー:大宮駅 8:14発 『Maxとき307号』新潟行き(E1系)2階席 →新潟駅9:51着

 昔は下に乗りたいと言い張っていて一回下に乗ったら後からはもう乗りたいと言わなくなりました。コンクリートしかみえないよりかは、景色が見えた方がよくなったようで普通の感覚になったようですね。

 そして、車窓から富士山がみえると『富士山、富士山』とはしゃいでいました。でも、もう富士山が噴火したら。。。なんて事は言わなくなったので、これまた少しは成長したのかなと思いました。

 新幹線から富士山を見る。

 新幹線から榛名山?

 高崎を超えてトンネルをあと3個抜けると景色は雪で真っ白になってるよって伝えると、『え〜、うそだぁ。4個かもしれないよ』『真っ黒だったらどうする?』『真っ赤だったらどうしよう!』などと噴火の話とあまり変わらぬ発想の発言にあきれるのに半分とやっぱり息子だと思った瞬間でした。


 そして、トンネンルを3個抜けたあと(あってて良かった!)越後湯沢の駅に到着した時、当り一面雪景色になっており、その光景に息子もビックリの様子。やはり雪は子供には特別の存在のようです。ここで、息子がお腹がすいて来たようで、おやつの『じゃがりこ』が食べたいと言うのですが、この先に食べる駅弁の事を考えると、蘇う簡単に食べさせる事はできません。

 そこで、ジャンケンの1回勝負であいこは大きい方が勝ちという勝負でチャンスは駅に到着もしくは通過するタイミングのみと言う息子には非常に不利な条件で結局新潟駅に着くまでじぶんが勝ちつづけてしまい、息子は結局『じゃがりこ』にありつけなかったのには笑いがとまりませんでした。


 越後湯沢駅付近から

 同じくガラカラのスキー場

 燕三条駅付近の田んぼ


 新潟駅に近い田んぼ

 あれ?雪が・・・。


 新潟駅に到着。ちょっと拍子抜けの新潟ですが、これならこれから乗る列車は問題なく走ってくれるなと思いました。

 このとき、息子はまだ乗る列車を伝えていませんでしたが、流石この度の意図というか、自分の考えそうな事が判ってきたようで、駅の柱に貼付けてあるポスターをみて
息子『これにのるんでしょ?』
自分『ん?ん?、ばれたか!』
息子『いいねぇ。これは初めてだよね』
自分『そだね。でもこれも485系だよ』
息子『えっ?形が全然ちがうじゃん』
 というようにようやくトンチンカンな会話ではなくなってきました。


○第6ランナー:新潟駅 10:15発 快速『きらきらうえつ』酒田行き(485系) →酒田駅 12:51着

 一旦改札をでて、駅弁を購入します。自分はブリいくら弁当を・・・。

 そして息子は牛トン弁当を購入していよいよ今回のメインイベントの始まりです。

 キラキラうえつに乗り込みます。





 クリスマス飾りが展望スペースに飾られています。

 駅弁を食べる息子。

 このサイトをご覧の方は既にご存知でしょうが、余剰になった485系を大きく改造したジョイフルトレインですね。シートはグリーン車並みのリクライニングが可能で大きな窓で眺望を良くした車両ですね。また、運転席のすぐ後にはリゾート系気動車のように展望スペースがあり前面、側面展望が非常によいです。車窓好きの息子にとっては最高の車両です。また、気動車と違いとても静かなのが特徴です。


 そして列車が発車する前にさっそく駅弁を食べる事に。お腹のすいた息子も流石にパクパク食べます。食べ終わるころには『うん、案外美味しいね!』だって。。。

 オイオイ、案外ってなによと思いつつも、駅弁だけでは足りず『じゃがりこ』ジャンケンによる争奪戦が続き、最終的に村上まで自分が連勝する事になりました。

 

 場所は忘れてしまいましたが、窓の外をみていた息子がいきなり『鳥だぁ!写真撮れる?』って言ってくるもんだから、速攻カメラを用意して撮っては見たものの、鶴?白鷺?白い背景に白い鳥では何だか判らない写真になってしまいました。